知らなかったこと知らなかったこと2008/10/4 記 今日は、次男の卒業した養護学校の運動会がある。 次男は中学まで地元の中学校の養護学級に通学して、高等部から養護学校に進学した。 次男と元同級生の待ち合わせ場所に向かう。 地下鉄の車内でM田君と合流した。 M田君が、どうして、いつも次男の事を気にかけてくれるのか?不思議に思っていた。 能力の差は歴然としている。 次男はおもしろいことが言えない。 話しかけても、返事が返ってくるとは限らない。 そこで、訊いてみた。 「M田君は、高校で、初めて次男と会ったんだよね。」 「違います。 中学から知ってます。 K頭君も一緒に、いろんなところに行ってます。」 ??? 別の中学だよね。 「先生同士が仲がよかったから。 M先生と次男くんの先生。 仲良ったからいろんなところへいっしょに行きました。」 !!!知らなかった!!! おばちゃん、知らなかった。 次男くんは、なにも言わないから。。。。 市立中学校の養護学級の生徒は、養護担任の引率で、合同スポーツ大会、遠足等の行事がありました。 M田君は微笑んだ。 私は、涙が出そうになって、言葉を続けられなくて、口をつぐんだ。 ありがとう。M田君。 ずっと、ずっと、 だから、もしかしたら、今は9年目なんだ。 M田君とK頭君は、ずっと、次男のこと気にかけてくれているんだ。 1年生か、2年生で同じクラスになったね。 卒業アルバムを見ると、3年生は、M田くん、K頭くん、次男、別々のクラスだった。 集合場所になる駅に地下鉄が到着して、3人がいっしょに降りた。 じゃ!お母さんは、ここでバイバイ!しようか? 次男に訊くと、次男は、うん!と頷いた。 他にも何人か集まってから、いっしょに学校に行くのだとM田くんが言った。 次男が駆け出して、M田くんが笑いながら追いかけた。 二人が見えなくなってから、少し泣いた。 ずっと、知らなかった。 先生方は、M田くんとK頭くんが、今も次男を気にかけてくれていることを知らないのだろう。 次男の中学校の養護学級担任のY村先生も、ご存知ないと思う。 お知らせして、中学校時代に先生方が、糸をより合わせるように作ってくださった縁が今も次男を支えてくれていることのお礼を言いたい。 中学校を卒業後、転勤されたY先生に、次男が就職したことをご報告しようと、中学校に手紙を送って、転勤先に転送してほしいとお願いしておいたけれど、どうなったかわからない。 教職についておられないことだってあるわけだし。 残念でならない。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 運動会は??いいの?? M田君と次男を見送ったら、8:50 見に行く予定のシンポジウムは、午後1:30~なので、次男達が卒業した養護学校の運動会へ行くことにした。 次男は今も家でベルマークを切り取って集めているので、学校に届けたかった。 それに、次男を担任していただいた先生方に「今も仕事が続いています。」と報告したい。 公立学校なので、先生方は必ず転勤されてしまうので、今年は、はたして、次男達の学年を知っておられる先生方がおられるのか、どうか、わからない。 学校の運動場はとても小さい。 都会だから、しかたがないね。 なにせ、プールが校舎の屋上に設置してあるくらいだから。 現役の生徒に加えて、卒業生も見に来るので、観覧席のスペースは、人がひしめいている。 探しても、探しても、次男を担任して下さった先生方が見つからない。 転勤してしまわれたのか。 次男と同級生になったことがある、H田くん、T田くんが一人で来ていた。 H田くんは、M第二育成園に通園している。 「僕は、今、実習中です。」と元気よく教えてくれた。 T田くんは、私を見て、ニタリ。。。と笑ってくれた。 お友達を探している雰囲気だった。 きっと、もう少ししたら、何人かくるよ。 と言うと、嬉しそうに笑った。 Y下くんは、なにやらソワソワした雰囲気。 もともと、テンション高めの人で、多弁である。 あ~~~!! 女の子と待ち合わせしていたのでした。 女の子も卒業生です。 二人とも綺麗な顔立ち。 女の子がH田くん、T田くんにも挨拶して、H田くんが女の子に話しかけると、Y下くんが、「おまえ、ムコウ行け!デートのジャマすんな。」と大きな声で言ったので、聞いていた(聞こえていた)観客達は、(^o^)、笑ってしまった。 そうこうするうちに、次男達も到着した。 7人のグループになっていた。 人がいっぱいなので、運動場のフェンスの外側にいて、談笑しながら、次男はそれを聞きながら、時々は、運動場に見に行って、またフェンスの外に出て。。。 みたいなことを繰り返していた。 お友達と次男のいる場所にあまり介入したくないと思っている。 子ども達は、小学生ではないし、20歳を過ぎているから、母親がシャシャリ出るのは、イヤよね。(~_~;) でも、どうしても、言いたかったので、近づいて行った。 K頭くんが、「あ!次男くんのおばちゃん!」と声に出した。 うん、こんにちは、K頭くん。 さっき、M田くんから聞いたんだけど、中学生のころから次男くんと仲良くしてくれていたんだよね。 「はい。」 K頭くんは頷いた。 おばちゃん、全然しらなかったんよ。 ずっと、知らなかったんよ。 ありがとうね。 「はい。」 K頭くんは、少しテレた風に笑った。 K頭くんは、今、お仕事どんな風? 「僕は、心斎橋で就職しています。」 K頭くんは、大きな声ではっきり言った。 かっこいいねぇ。。 頑張ってね。(^^) 「はい!」 K頭くんは、誇らしげに胸を張った。 私は言いたいことが言えたので、また、ず~~~っと離れて運動会を観戦することにした。 恒例の保護者、卒業生が参加できる「玉入れ」の参加を募るアナウンスが流れたが、次男達は移動しない。 どうしてだろう??? 気がついていないのかな・・・ そ~~っと近づいて、「玉入れ、参加しないの?」と声をかけると、みんなで 「しないで~~~す!」 と返事があった。 M田くんとK頭くんが、携帯電話でインターネットにアクセスして、これからどこへ行こうかと情報を集めている様子だった。 なるほど。 ちょっと大人びたのね。 運動会観戦、参加が目的ではなくて、集まりたかったのね。 次男のように、会話力や知能が低いと、なにか具体的な行動が目的になるわけだけれど、この子達は、集まって会話することが喜びになるのだ。 だから、これは、次男達が参加しなかった「玉入れ」 次男は参加したかったかもね。(~_~;) その後、女の子1人を含む7人は、運動場を後にした。 どこに行くのかなぁ。。。??? 次男とK山くんが手をつないで歩いていく。 お~~い、 男同士で手をつなぐのは、珍しいぞ~~~!!(~_~;) M田くんは女の子と手をつないで歩いていく。 お~~い!! その子は、この前とも、その前とも違う子だよね~~~!! (~_~;) M田くんが、私の携帯電話にかけてきた。 「次男くんね、お金って持ってます?」 持ってますよ。 5000円くらい持っていますよ。 大丈夫よ。 と答えると、 「わかりました~~!!」 と返事があった。 カラオケにでも行くのかもしれないな。。。と思い、私もシンポジウム会場に移動することにした。 駅に向かっていくと、道の向こう側のコンビニの前にK山くんと次男がいるのが見えた。 ??? なにやら買ったらしい。 続けて、他の子も出てきて、また学校の方向に歩いていった。 お弁当を買ったようだった。 なんじゃ?? ま、いいか!!(~_~;) 私はそのままシンポジウム会場に向かった。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 大阪市成年後見支援センター 成年後見制度(法定後見) 認知症、知的障害、精神障害などで判断能力が不十分なため、自分自身で契約や財産管理などの法律行為を行うことが難しい場合に、家庭裁判所が適任と思われる成年後見人(保佐人・補助人)を選任し、本人を保護・支援する制度です。本人の判断能力の程度に応じて、後見・保佐・補助の3つに分けられます。 この制度の利用にあたっては、本人、配偶者、四親等内の親族や市長(窓口は区保健福祉センター)などが、管轄の家庭裁判所へ申立てを行う必要があります。 任意後見制度 将来、自分の判断能力が衰えたときが不安で、いざというときがに財産管理や施設の制約などを信頼できる人にたのんでおく制度。 自分のボケに備えて、任意後見人を選んで、お願いしておきたいな。 財産もな~~んにも無いけれど、なんの判断もできなくなったときには、そうしておいたほうが、周囲に迷惑が少ないのではないかと思います。 後見人と公証役場で、任意後見契約を結ぶのだそうです。(有料) 東京法務局にと登記が必要。 面倒な作業がたくさんありそうな感じ。(+_+) 次男は、法定後見制度の範疇(自分でほとんど判断できない)に入るわけだけれど、家庭裁判所に成年後見人を選任していただくよりも、私が信頼するサポーターに成年後見人をお願いすることはできないのだろうか・・ 法的にはダメなんだろうか? サポーターにとっては、負担が大きすぎるだろうか? どんなことをお願いできるのか、できないのか? 費用はどうだろうか? かかっても、高額ではないような気がするけど。 次男の収入以上のものは請求されないのではないかなぁ・・・ 相談業務は平日だけ。 やっぱり、働くことと、障害児・者の療育、支援は両立しないな。。。と、思う。 生易しいものではないですよ、ベイリンさん 市民後見人は、親族以外の市民による後見人で、家庭裁判所から選任されて、支援センターの応援を受けて、活動している人です。 無報酬で活動されています。 後見制度を知るために、市民後見人養成講座を受講するのもいいかもしれない。 11/8(土)オリエンテーリングへの参加を申し込みました。 受付の人に”そういう興味の持ち方でも良いでしょうか?・・と訊いたら、OKとのこと。 丁度、休憩時間の2:30に、M田くんからTEL有りました。 「梅田に行くんですけど、 次男くんを梅田に連れて行っていいですか?」 いいよ~~(^o^)丿 帰るときは、次男くんは大阪駅だよ、 環状線だよ~~ 「は~~い!! わかりました!!」 梅田のどこに行くの? 「ゲームセンターです!」 \(◎o◎)/!! 私はちょっと後悔しました。 ゲームセンターはパンドラの箱ですよね。 次男が、ヤミツキになって、一人で通うようになったら~~~~(-_-;) ま、そのときのことは、そのときに考えましょ。 シンポジウムが終わってメールがありました。 15:41 今から帰らせます。 M田くんからでした。 いつも、4:00になると次男はパッと帰宅モードにスイッチオンしてしまうので、今日は、大賑わいの梅田なので、用心をして、4:00よりも少し早い時刻に、大阪駅を教えてくれたのかもしれません。(^^) あるいは、”次男には、ゲームセンターは無理だったなぁ。。。”と感じることがあったのかもしれません。 それで、早くにギブアップだったのかもしれません。 それでもいいです。 次男は、連れていってもらって、嬉しかったと思います。 私は、シンポジウムの後、用事をひとつ済ましてから、帰宅しました。 次男に訊くと、「セガ!」だそうです。 ここにいったのかなぁ。。 SEGA 皆さん(M田くん、K頭くん、K山くん、K野くん)ありがとうございました。m(__)m ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|